午前5時の駅の改札口
酒くさいおっさんが、別のおっさんにビジネス論を語る午前5時
三月って春のはず。なにゆえこうも寒い?メモを取る手が悴む。
あーそれにしたってしゃらくせえ。偉そうに語るこいつも、ヘラヘラ笑って頷くこいつも。見ていてこっちが恥ずかしい。
でも彼らには彼らの生き方があり、わたしにはわたしのモノの見方がある。
こんな偉そうなおっさんも実は女性に全くモテない孤独なひとかもしれないし、ぺこぺこしてるおっさんは家庭では厳しい父親かもしれない。
そう見えるようになった、そう思うとまた見方が変わることに気づいた。
これが成長?これが「大人への一歩」?
まあなんにせよ、だせえ大人にはなりたくねえな。
なんだか今日は口が悪い?イカしたライダースを着ているせいかも。
サンタクロースからもらったこいつが今のわたしにとって唯一の味方だ。
改札口。朝の8時を待つ。
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