アンコール
とても仲が良くて
「この先歳取ってもいっしょにバカやろうね!」なんて青春ドラマみたいなことを本気で思って語っていた友達がいた。
仲違いをして一年も経ってない。
この数ヶ月自分自身にも周りにも様々な出来事があって、その子のことを考える余裕なんてなかった。いや正確には考えたくなかった。
同じものが好きでくだらない話をしてバカみたいに笑ってその時間は無駄だと思ってない。思ったことなんてない。
だからこそあの日あのときLINEなんてツールで放たれた言葉はやっぱり許せない。
じゃああのときの言葉はなんだったんだ、あのとき大切だと思ったわたしが馬鹿みたいじゃないか。
久しぶりに見たその子は全く変わってなかった。変わってなかったと思う。実際視界に入れることさえ自分のなにかが拒否していてそんなに見てなかった。
『どのツラさげてここに来てるんだ?』『どういう神経でここに来たんだ?』『なにも解決してないしまさか時効とでも思ってんのか?』等々書き上がらないぐらいの思いが沸いてきて正直飛び出したかった。
あんなに笑ってたのに。
この曲をライブで聴くときは絶対隣にいたのに。
寂しくないわけない。
でもやっぱり許せない。
元には戻れない。
大好きなバンドのボーカルが言っていた
「変わっていくことばかりだし永遠なんてものはない。でもそのとき感じた永遠って気持ちは大切にしてください」
ほんと永遠なんてないんだなー
でもあのときずっといっしょだよって言葉は本物だったな
今日のアンコール、涙堪えて手をあげてた
あの子はどんな顔してたんだろうか
↓ECHOES/彼女 in the display↓