アンコール
とても仲が良くて
「この先歳取ってもいっしょにバカやろうね!」なんて青春ドラマみたいなことを本気で思って語っていた友達がいた。
仲違いをして一年も経ってない。
この数ヶ月自分自身にも周りにも様々な出来事があって、その子のことを考える余裕なんてなかった。いや正確には考えたくなかった。
同じものが好きでくだらない話をしてバカみたいに笑ってその時間は無駄だと思ってない。思ったことなんてない。
だからこそあの日あのときLINEなんてツールで放たれた言葉はやっぱり許せない。
じゃああのときの言葉はなんだったんだ、あのとき大切だと思ったわたしが馬鹿みたいじゃないか。
久しぶりに見たその子は全く変わってなかった。変わってなかったと思う。実際視界に入れることさえ自分のなにかが拒否していてそんなに見てなかった。
『どのツラさげてここに来てるんだ?』『どういう神経でここに来たんだ?』『なにも解決してないしまさか時効とでも思ってんのか?』等々書き上がらないぐらいの思いが沸いてきて正直飛び出したかった。
あんなに笑ってたのに。
この曲をライブで聴くときは絶対隣にいたのに。
寂しくないわけない。
でもやっぱり許せない。
元には戻れない。
大好きなバンドのボーカルが言っていた
「変わっていくことばかりだし永遠なんてものはない。でもそのとき感じた永遠って気持ちは大切にしてください」
ほんと永遠なんてないんだなー
でもあのときずっといっしょだよって言葉は本物だったな
今日のアンコール、涙堪えて手をあげてた
あの子はどんな顔してたんだろうか
↓ECHOES/彼女 in the display↓
HEROという名のヒーロー
駆け抜けて突っ走った数十分。
クサイMCも飾った言葉もない。
そんなもの、そこには必要なかった。
<負けたくなかった絶対 負けられなかった絶
対に>
“チャレンジャー”のその歌詞とともに挙がるこぶし、こぶし。
その日一番殺傷能力の高いギターを持つ三木(Vo./Gt)が
「今度からカラオケで歌える曲やります!」
と言い放つとあの歌声とギター。
“Feel life goes on”
<脇役ばかりの時間のなかで また失敗を恐れ
てはなにもできない>
<どんなことが待ってたって乗り越えてゆけ
そこに新しい自分が待っていてくれるから>
熱血や汗くさいものは嫌いなはずなのに。
どうしてこうも身体が熱くなるんだ。
目の前で汗を流し、全速力でライブをする3人は間違いなく、偽りなく、ヒーローだった。
↓Keep on going.予告編/HERO COMPLEX↓
午前5時の駅の改札口
酒くさいおっさんが、別のおっさんにビジネス論を語る午前5時
三月って春のはず。なにゆえこうも寒い?メモを取る手が悴む。
あーそれにしたってしゃらくせえ。偉そうに語るこいつも、ヘラヘラ笑って頷くこいつも。見ていてこっちが恥ずかしい。
でも彼らには彼らの生き方があり、わたしにはわたしのモノの見方がある。
こんな偉そうなおっさんも実は女性に全くモテない孤独なひとかもしれないし、ぺこぺこしてるおっさんは家庭では厳しい父親かもしれない。
そう見えるようになった、そう思うとまた見方が変わることに気づいた。
これが成長?これが「大人への一歩」?
まあなんにせよ、だせえ大人にはなりたくねえな。
なんだか今日は口が悪い?イカしたライダースを着ているせいかも。
サンタクロースからもらったこいつが今のわたしにとって唯一の味方だ。
改札口。朝の8時を待つ。
↓僕を撃て/SIX LOUNGE↓
ハーモニー
イデオローグ:ナポレオンが18世紀末の急進的フランス唯物論者たちを、観念をもてあそび民衆に迎合する者といった意味を込めて呼んだ蔑称。のちにこの言葉は、マルクスや、F・エンゲルスにより、特に「ドイツ・イデオロギー」においてヘーゲル左派に向けられ、意識の幻影と闘う観念論者をさすものとなった。
“わたしの心が、幸福を拒絶した”
若きウェルテルの悩み
→この本はたくさんの人々を殺したんだ。本に影響を受けて死んだの。
フィクションには、本には、言葉には人を殺すことができる力があるんだよ
“善ってなんだと思う?”
ウェルテル効果(英:Werther effect)
・マスメディアの自殺報道に影響されて自殺が増える事象を指し、これを実証した社会学者のPhilipsにより命名された。特に若年層が影響を受けやすいとされる。
“人々が永遠だと思っているものに不意打ちを食らわせたい”
↓ハーモニー(劇場本予告)↓